吹き抜けのあるダイニング、その冷暖房対策の為の施工事例紹介
空調の体積を減らし空気の対流を遮る
吹き抜けは、明るさと開放感を得る利点があるのですが、空調効率が悪いのが難点。
冬場の寒さは深刻の場合が多く、暖めた空気は2階に上がりその代わり重たい冷気が下りて来て、一向に暖かくならないと良く聞きます。
吹き抜けと2階が繋がっている場合は特にです。
その対策として、吹き抜け開口を天幕カーテンで塞ぐと、かなりの効果が期待できます。
空調の体積を減らし、空気の対流を遮る事になるからです。
紐引き操作を採用
天幕カーテンは、主に水平方向に開閉するカーテンで、
スムースな平行走行が可能なレールシステムと一体化した商品となります。
吹き抜けのサイズはお家によって様々。
紹介出来る開閉操作方式がいくつか有るのですが、サイズによって変わります。
・手動(オリジナル)W~200cm
・紐引き W~300cm
・ハンドル W~250cm
・電動 W~400cm
今回は、1階ダイニング側に吹き抜けが2600×2600のサイズで開口がありました。
打ち合わせをさせて頂き、紐引き操作の天幕カーテンを採用していただきました。
天幕カーテン クローズ
紐引き操作は、床に張られた引き分け紐を、上下にスライドさせ操作します。
(下の画像を参照ください)
天幕カーテン オープン
先頭ランナーが走行して、幕体が開閉する仕組みです。
紐には常にテンションがかかり、スムースで安定した走行です。
天幕カーテン 効果覿面です
採用した生地は、遮像+採光拡散レース。光を取り入れつつ、空気の対流を遮るこのタイプをお勧めしています。
エレメントリスト
レール:TOSO中型レール&天窓紐引き部品セット
幕体:遮像+採光拡散レース(300幅)
企画:鈴木幸生
施工:当店&専門職人計3名
どこに相談するかは大事
天幕カーテンは、幅×長さ×高さの立体視点が必要となり、
通常の窓より、企画力(製作と施工)を要した、少々難易度の高い商品です。
よって知識と施工実績が有る販売店にご相談をお勧めします。
そのほうが結局は早道となります。
「天幕カーテン」を詳しくまとめた記事 ↓ もご参考ください。
吹き抜け「天幕カーテン」種類・費用・製作工程の解説