ベットルームの雰囲気を、カーテンで替えたいご要望を頂き、お手伝いさせて頂きました。

ベットルームなど心身を休めるプライベートな空間には、自分好みのコーディネーションにこだわりたいものです。

今までの、緻密で厚いカーテンと裾刺繍レースのクラシックな組み合わせから、
「もっと明るく楽しくなる感じにしてみたい」というお言葉を頂きました。
「グリーン系をテーマカラーに、爽やかでデザインを楽しむ雰囲気に一新」の提案をさせて頂きました。

デザインのポイントは、
ストライプと無地のファブリックを接ぎ合わせたカーテンスタイルを天井付けにして、トップバランスを施したスタイリングです。
そこに遊び心あるアート的なデザインレースを組み合わせました。

いずれもVILLA　NOVA（英）のSARAWAKとCELESTEコレクションのファブリックを採用しています。
同じコレクション内なので、当然カラーとデザインの調和と統一感が生まれています。

ベットルームのカーテン全閉・北窓・共布タッセルにフレンジ付

トップバランスは、ラインを強調するためストレートにして裾にフレンジを配しました。
バランスの長さは、カーテン総丈の５/１にしています。
お部屋空間の大きさやこの窓自体プロポーションを考えて、大き目の長さです。

寸法やボリュームが空間と釣り合いがとれているかが、デザインするうえで大切になってきます。
トップバランスのサイズは、意図的なデザインは別として小さい事例を拝見することがありますが、
私はトップバランスは大き目の方がプロポーションが美しいと思います。

採用生地アップの画像

採用の生地を紹介します。

バイアステープを大胆な曲線に刺繍したデザインレース。
ホワイト、ライトブルー、イエローグリーン３色のカラー配色が魅力で、外光の透過により浮かびあがって見えます。

透過性の高いベース生地に、バイアステープで施した加工なので、くっきりデザインが目立ちます。

綿とリネンの混紡のカーテン。
爽やかな色味と、天然素材ならではの心地よい素材感を醸し出しています。
厚みとボリュームのある生地なので、落ち着きと安らぎに包まれた空間となりました。